YouTubeで伸びる初投稿の共通点は?1本目に出すべき3つの企画

『YouTubeを始めたいけれど、まず1本目にどんな動画を出せばいいのか分からない』

『自己紹介から入るのが定番だと思うが、何をどう話すべきか迷う…』

『初投稿でつまずいたらチャンネル全体が伸びにくくなるのではないかと不安で、公開に踏み切れない』

 

これからYouTubeチャンネルを開設する企業の担当者や、個人で発信を始める方のなかには、このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

 

YouTubeで初投稿を伸ばすために大切なのは、発信者の知名度よりも、視聴者が求めている情報を届けることです。

 

そこで、この記事では、累計150社以上のYouTube運用支援実績を持つ株式会社アカシアの岡本陸哉が、YouTubeの初投稿がその後の運用にどのように影響するのかと、初投稿で避けるべき企画・伸びやすい3つの企画について解説します。

 

さらに、動画のタイトルやサムネイルの作り方から公開直後の注意点、伸びなかった場合の改善方法まで紹介するので、ぜひ実践してください。

YouTubeの初投稿が、その先の伸びを左右する理由

YouTubeにおける「初投稿」は、視聴者にチャンネルの専門性を伝え、今後の企画の方向性を改善するための出発点です。1本目から「誰に何を届ける動画なのか」が明確であれば、2本目以降も一貫した発信を続けやすくなります。

 

ただし、「初投稿だから必ず優遇される」「1本目でチャンネルの評価が固定される」という前提で考える必要はありません。YouTubeが公表している見解では、おすすめは視聴者との関連性や動画への反応などを基に決まるとされています。

 

では、必ずしも1本目の評価がその後のチャンネルの成長を決定づけるわけではないにもかかわらず、なぜ初投稿がそれほどまでに重要視されるのでしょうか。

 

ここからは、YouTubeにおいて初投稿に注力すべき3つの理由を解説します。

1本目でチャンネルの「ポジションが決まる」

初めて動画を見た視聴者は、その内容から「このチャンネルでは何が分かるのか」を判断します。

 

そのため、1本目は、チャンネルが目指すポジションを具体的に示す動画にすることが大切です。ここでいう「ポジションが決まる」とは、1本目でチャンネルの方向性を示すという意味です。

 

たとえば、企業の採用担当者に向けたチャンネルなら、「採用動画で伝えるべき内容」や「応募につながる求人原稿の作り方」といったテーマが企画の候補になります。

 

これなら、誰のどのような課題を解決するチャンネルなのかが伝わりやすいからです。

 

ただし、初投稿の公開後でも、テーマや伝え方は調整していけるため、初投稿の結果だけでチャンネルの将来を決めつける必要はありません。

チャンネル初期はおすすめより検索で伸びる

チャンネル開設初期の視聴者が少ない段階では、YouTubeのおすすめ欄への動画掲載を期待するより、具体的な検索ニーズに答える動画を用意するほうが良いでしょう。

 

検索して情報収集する人は、「Excelで請求書を作りたい」「採用動画の費用を知りたい」など、悩みや知りたいことが明確です。そのため、特定の疑問に答えられれば、発信者を知らない人にも動画を見る理由が生まれます。

 

そして、YouTubeの検索機能では、タイトルやキャプション(概要欄・説明文)だけでなく、動画の内容と検索したキーワードとの一致も検索結果に表示するための判断材料になります。つまり、検索キーワードをタイトルに入れるだけでなく、本編でその疑問にきちんと答えることが重要です。

 

実際、当社(株式会社アカシア)では、チャンネルを立ち上げる際、まず「検索」から見つけてもらえるようなテーマを重視しています。

 

そして、1本目や2本目から検索ニーズにしっかりと応えられている内容であれば、1,2本目の動画から再生数が数千~数万回に伸びるケースもありました。

 

もちろん、すべての初期チャンネルで検索流入の割合が最多になるわけではありませんが、BtoBを中心に企業のYouTubeチャンネルを複数支援してきた経験に基づくと、「検索」は立ち上げ時に活用しやすい入口といえます。

表面的な再生数にとらわれない、正しい成果の測り方

初投稿に多くの時間や費用をかけたのに再生されないと、「YouTubeは自社に合わないのでは」と落胆し、運用をやめてしまう担当者の方は少なくありません。

 

しかし、表面的な再生数だけを見て初期段階で撤退してしまうのは、もったいないことです。

 

企業がチャンネルを長く継続し、事業への貢献に繋げるためには、あらかじめ「何をもって成果とするか」という目標を正しく設定しておくことが重要です。

 

例えば、狙った検索語から視聴されているか、重要な説明まで見てもらえているか、資料請求や問い合わせにつながったかも確認すべきポイントです。

 

また、そもそも企業のYouTube運用は、1本目の再生数が100回未満に留まることも珍しくなく、それだけで明確な「成功」や「失敗」は確定できません。YouTubeを攻略しチャンネルを成長させるためには、「動画を出す」「結果を分析する」「改善する」というPDCAサイクルを回し続けることが不可欠です。

 

たとえ初投稿の再生回数が少なくても、そこで得られた視聴者の反応は、2本目以降の企画や構成を最適化するための貴重なデータとなります。このデータを活用し、成果につなげていくための方法は以下の記事で詳しく解説しています。

 

初投稿でやってはいけない2つの動画

1本目の企画を選ぶ際は、伸びやすい型を選ぶ前に、必ず避けたい失敗パターンも押さえておくことが大切です。

 

企業のYouTubeチャンネルにおける初投稿では、以下で解説する2点に注意しましょう。

自己紹介・チャンネル説明だけの動画

チャンネル開設後の1本目は「まずは自己紹介動画を投稿するのが定番」と思われがちですが、有名人の自己紹介動画が再生されるのは、その人物について知りたいという需要が、投稿前から存在しているからです。無名の発信者が同じ方法を取っても、同じように伸びるとは限りません。

 

そのため、まず初投稿では、自己紹介や会社の沿革だけをメインにした企画は避けましょう。発信者をまだ知らない視聴者にとっては、プロフィールを聞くよりも、自分の疑問を解決できるかどうかが優先されるためです。

 

企業がYouTubeで情報発信をする上で、専門性や実績を伝えること自体はもちろん必要です。ただしそれは、自己紹介だけを目的とした単体の動画を作るのではなく、本編の導入に短く組み込んでください。

 

たとえば、「年間300社以上の採用支援を行い、エンジニアの採用単価を半減させてきた株式会社〇〇の〇〇です。今回は、応募につながりにくい求人原稿の改善点を3つ紹介します」と伝えれば、発信者の立場や実績が分かります。

 

この自己紹介は15〜30秒以内を一つの目安に、内容に応じて短くまとめてください。

 

例外として、すでに顧客やファンが一定数存在し、担当者の人柄を知りたいという需要がある場合には、自己紹介だけの企画も有効です。

 

ただし、演者のキャラクターを前面に出した企画にしてしまうと、2本目以降の動画でも同じ担当者を固定せざるを得なくなり、将来的な異動や退職の際にチャンネル運営が難しくなるリスクが伴う点には注意が必要です。

 

初投稿だから自己紹介動画が必要だと決めつけるのではなく、長期的に視聴者のニーズを満たしていくための立場が示されているかを判断しましょう。

チャンネルコンセプトから外れたバズ狙いの動画

再生数を集めるために、専門領域と関係のないスキャンダルや流行を取り上げることも避けるべき方法です。仮にトレンドに乗って一時的に再生数が取れたとしても、その視聴者はあくまでその話題自体に興味を持ったに過ぎないからです。

 

たとえば、法人向けの業務改善チャンネルで芸能ニュースを扱えば、集まるのは業務改善に悩んでいる担当者とは異なる人たちです。その後にチャンネルの軸となる本来の専門的な動画を投稿したとしても、継続視聴や問い合わせには、つながりにくくなります。

 

また、自社が属する業界と近しいトレンドテーマがあり、あえてそれを扱いたい場合は、「自社は何の専門家として、誰に価値を届けるのか」というチャンネルのコンセプトとそのトレンドテーマがどうつながるのかを確認してください。

 

たとえば、業務改善の専門家が、新しいAIツールの使い方を解説するなど、視聴者の課題に結びつく切り口なら取り入れやすくなります。

初投稿で伸びやすい3つの企画

当社(株式会社アカシア)が初投稿の企画候補として推奨しているのは、「初心者向けの解説」「シチュエーション特化のチュートリアル」「専門ジャンル内の商品・ツールレビュー」の3つです。

 

まずは、自社の専門領域と、ターゲットの悩みに合わせてこの3つの企画の中から1つ選んでみてください。

①初心者向けの解説

初心者向けの解説動画は、そのジャンルの基礎知識を知りたい人に向けた企画です。

 

具体的には、「採用動画とは?種類と活用方法を解説」「動画編集を始めるために必要なデバイスとソフト」「顧客管理ツールの種類と選び方」といった企画が挙げられます。

 

このような企画は「何から始めればよいか分からない」という視聴者の疑問に答えられるため、初めて見る発信者の動画でも視聴する理由が生まれます。

 

そして、実際の動画では、単に専門用語の意味を解説するだけでなく、具体例や最初に取り組むことまで伝えると理解されやすくなるでしょう。

 

競合がすでに扱っているテーマでも、避ける必要はありません。なぜなら、すでに複数の動画が制作・視聴されているということは、その分、そのテーマに需要があり、最新の情報に価値があると考えられるからです。

 

ただし、BtoBの事業者がチャンネルを運用する場合は、「初心者向けに作れば必ずターゲット層のパイが広がる」と単純に考えないよう注意が必要です。

 

なぜなら、BtoBビジネスにおける動画の視聴者は、全く知識のない一般の素人ではなく、既に一定の基礎知識を持つ担当者が視聴者になる場合もあるからです。自社の顧客がどの段階で悩んでいるのかに合わせて、説明の深さを調整しましょう。

②シチュエーション特化のチュートリアル

シチュエーション特化のチュートリアル動画は、視聴者が今すぐ行いたい作業を、具体的な手順で見せる企画のことです。

 

「初心者向け解説」が基礎知識を整理する動画であるのに対し、こちらは一つの作業を始まりから終わりまで、実際に完了させることに重点を置きます。

 

特にITツールや実務の操作を扱うジャンルでは、画面や実演を通して専門性を伝えられるため、初投稿企画の有力な候補になります。ここで重要なことは、ツールの全機能を網羅して解説するよりも、検索したユーザーの目的に絞ることで、必要な情報を届けやすくすることです。

 

具体的には、「Excelの関数を活用して請求書を自動で作る方法」「CanvaでYouTubeのサムネイルを作る方法」といった企画が挙げられます。

 

また、動画の構成においては、分かりやすさ、丁寧さ、無駄のなさの3点を意識してください。

 

YouTubeの視聴者は動画を見るか見ないかを瞬時に判断するため、まずは冒頭で「完成形」を先に見せ、準備するものを説明したうえで、操作を順番に紹介するとスムーズになります。特に、つまずきやすい箇所では、操作画面を拡大したり、テロップで注意点を補足したりしましょう。

③自社の専門ジャンル内の商品・ツールレビュー

商品・ツールレビュー動画は、実際に商品購入やサービス導入を検討している視聴者の疑問に答える企画です。

 

価格が高い商品や、導入後の変更が難しいツールでは、失敗を避けるために使用感や注意点を確認したいという需要があります。

 

そこで、「小規模チームで使った場合の操作性」「無料版でできることと制限される機能」などを整理して伝えれば、機能の紹介だけで終わらず、実際に使った際の条件と結果が分かり、視聴者の興味を惹けるでしょう。

 

ただし、ツールのメリットばかりを伝えると、視聴者に、単なる広告(売り込み)動画として受け取られかねません。

 

そのため、商品の紹介を行う際は、デメリットや向かない人、代替の選択肢まで示すことが重要です。メリットとデメリットの両面をしっかりと伝えることで、視聴者が自分に合うか判断できる動画になります。

伸びる初投稿の作り方

企画の方向性が定まってきたら、実際に具体的なテーマ選定や撮影、そして公開に向けた準備に移りましょう。

 

ここでは、初投稿の動画を狙ったターゲット層へ届けるためのタイトルやサムネイル、冒頭の構成、検索キーワードの選定について解説します。

テーマは競合の人気動画から決める

まずは自社とターゲットが近い競合チャンネルを5つほど選び、それぞれの再生数上位10本程度の動画を確認しましょう。

 

テーマや対象者、その動画が解決している視聴者の悩みを洗い出すと、共通する需要を見つけやすくなります。

 

この競合分析の目的は、内容をコピーすることではなく、需要のあるテーマを見つけたうえで、自社の経験やデータ、一次情報を掛け合わせることで自社独自の価値を提示することです。

 

例えば、「採用動画の作り方」という一般的なテーマであっても、実際の制作現場で頻発する修正事例や、企業の担当者から直接寄せられる質問を加えれば、自社ならではの価値を提供できます。

タイトルとサムネイルを先に作る

YouTubeにおいて、タイトルとサムネイルは、視聴者がその動画を見るかどうかを判断する「入口」として機能します。これらは動画撮影後に考えるのではなく、企画段階で先に作成しておくようにしましょう。

 

タイトルを作成する際は、「ターゲット層が検索しそうなキーワード」と、「動画を見ることで得られる具体的な結果」を盛り込むことが重要です。例えば、「Canvaでサムネイルを作る方法を初心者向けに解説」なら、誰に何を説明する動画なのかが一目で分かります。

 

また、スマートフォンやPCでの閲覧を考慮すると、タイトルは28文字以内に収めるのが理想的です。

 

ただし、画面に表示される文字数は端末や表示場所によって異なるため、全文を綺麗に見せることよりも、重要なキーワードとメリットを前半に配置するようにしてください。

 

一方で、サムネイルを作成する際は、短い言葉と画像を用いて、直感的に内容を伝えられるデザインが求められます。具体的には、解説動画なら要点や数字、チュートリアルなら完成形、レビューなら商品や比較対象を見せると分かりやすくなるでしょう。

 

ただし、クリック率を集めるために、本編の内容と乖離した過度な誇張表現を用いることは企業のYouTubeの運用では厳禁です。

 

いわゆる「釣り動画」として受け取られないように、「タイトル・サムネイルで提示した期待感」と実際に「動画本編で提供する価値」は一致させられるようにしましょう。

冒頭で動画を見るメリットを言い切る

冒頭では、長い挨拶や会社説明より先に、「誰のどの悩みに答えるか」を伝えましょう。

 

最初の10〜15秒を目安に、視聴者がこの動画を見て得られるメリットと、動画本編で扱う内容を簡潔に示します。

 

具体的には、「採用動画を作りたいけれど、何を撮ればよいか迷っていませんか。今回は、求職者の応募前の不安を減らせる3つの企画を、具体例とともに紹介します」と始めれば、視聴者はこの動画が自分に必要な動画かを判断する材料を得られます。

 

その後に自社の専門性を短く紹介し、本題へ入りましょう。なお、初投稿であるからといって、動画の長さに決まった正解はありません。短い操作説明なら数分、比較や背景説明が必要なら10〜15分など、競合動画を参考にしつつ、疑問の解決に必要な長さにまとめましょう。

初期は少しニッチな検索キーワードを取る

前段で解説した通り、競合分析から「需要のある王道テーマ」を選定し、自社ならではの価値を加えることは動画制作の鉄則です。

 

しかし、競合の人気動画から需要のあるテーマを選んでも、動画の入り口となる検索キーワードまでそのまま狙ってしまうと、すでに登録者数の多い強力な既存チャンネルに埋もれてしまいます。

 

そのため、チャンネル開設初期は対象者や利用シーンを絞り込んだ、より具体的で検索ボリュームの小さいニッチなキーワードへと戦略的にズラす工夫が求められます。

 

例えば、「Excel」より「Excel 請求書 作り方」、「採用動画」より「採用動画 中小企業 費用」のように絞ると、答えるべき疑問が明確になります。

 

ここで重要なのは、検索数の少なさやニッチさそのものではなく、「一定の需要があり、かつ自社が十分に答えられること」が選定の条件です。具体的なキーワードの候補はYouTubeの検索候補や顧客からの質問から探しましょう。

 

なお、YouTubeやGoogleの検索窓にキーワードを打ち込む場合は、普段の視聴履歴によるパーソナライズの影響をなくすため、シークレットウィンドウを使って現在の検索順位を確認しましょう。

公開直後にやりがちな、チャンネルが伸びなくなる操作

初投稿を公開すると、できるだけ早く再生数を増やしたくなるものです。

 

ただし、数字を増やすことだけに集中すると、本来届けるべきターゲット層に届いているのか、そして次回の企画に向けてどこを改善すべきかという、運用において重要なポイントが見えにくくなります。

 

ここでは、YouTube運用を始めたばかりの企業担当者がついやってしまいがちな「チャンネルの長期的な成長を阻害してしまう操作」について、それを避けるべき理由とともにお伝えします。

SNS拡散で属性の違う視聴者を入れようとする

動画を公開した直後、少しでも初動の再生数を稼ごうとして、自社のSNSアカウントで手当たり次第に拡散したり、内容に興味のない知人や社員へ一斉に再生を依頼することは避けるべきです。

 

なぜなら、もし動画のテーマに関心のない人がSNS経由で流入しても、動画冒頭での離脱を招いてしまったり、継続視聴や問い合わせにはつながりにくいためです。

 

また、テーマに興味のない人の流入によって短時間で動画から離脱してしまう人が増えると、YouTubeアルゴリズムが重視する「視聴維持率」が大きく低下してしまいます。さらに、全体の平均視聴時間にも影響し、本来のターゲットの反応を把握しにくくなります。

 

その結果、「視聴者の満足度が低い動画」と評価され、おすすめ欄への表示が制限されてしまうのです。

 

さらに、ターゲット外の視聴データが混ざると、本来のターゲットの反応を正確に分析できなくなり、成長に不可欠なPDCAサイクルを回せなくなるリスクもあります。

 

当社(株式会社アカシア)はこのような事態を避けるため、チャンネル開設初期から「検索」による流入を重視し、顕在層の反応からチャンネルを改善することに注力しています。

データ分析と改善を行わずに投稿を続ける

YouTube運用において、初投稿が伸びないからといって、分析も改善もせずに同じ作り方の動画を次々に公開することは避けるべきです。

 

チャンネルを確実に成長させるためには、「動画を公開する」「視聴者のリアルな反応をデータで確認する」「次回の企画や編集を改善する」という一連のPDCAサイクルを回し続けることが不可欠となります。

 

とはいえ、1本目の動画の明確な結果が出るまで長期間投稿を止める必要もありません。投稿本数や更新頻度が少なすぎると、そもそも分析に必要な視聴データが十分に蓄積されず、改善の精度を上げることが難しくなってしまうからです。

 

そして、この「分析は必須だが、投稿の手は止めてはいけない」というジレンマを解決するために推奨されるのが、「チャンネル開設前にあらかじめ3〜5本分の企画をまとめて設計しておく」というアプローチです。

 

具体的には「基本的な操作の解説」「具体的な活用法」「よくある失敗」のように、続けて撮影しやすいテーマをまとめ撮りしておけば、動画本数を増やしやすく、視聴者がチャンネル内を回遊しやすくなる導線も設計できるでしょう。

 

なお、当社(株式会社アカシア)ではチャンネルの初期設計と動画5本の制作をセットにした単発支援パッケージ「ウケザラ」を用意しています。自社に最適な初期動画を制作したい方はぜひご検討ください。

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概要欄と再生リストが整っていない

企業のYouTube運用では、視聴者に「次の行動(アクション)」を起こしてもらうための導線設計も欠かせません。動画を見終えた視聴者が次に何をすべきか迷ってしまうと、そこで企業との接点が途切れてしまいます。

 

そのため、動画の公開時には、概要欄や再生リストも整え視聴者をスムーズな次のステップへと導きましょう。

具体的には、概要欄の上段には、動画の要点と、次に見てほしい関連動画や資料・問い合わせへのリンクを置きます。

 

企業のYouTubeチャンネルでは、単にリンクを貼るだけでなく、動画の内容に合わせて「比較資料を確認する」「個別の課題を相談する」など、自然な次の行動を示すことが大切です。

 

また、関連するテーマの動画が増えてきたら、それらをまとめた「再生リスト」を作成しましょう。対象者や学べる内容がひと目で分かる名称をつけることで、視聴者がチャンネル内を回遊しやすくなります。

ただし、概要欄にリンクを置いたり再生リストに登録したりするだけで、すべての視聴者が自動的に次の行動を起こしてくれるわけではありません。

 

視聴者を誘導するためには、動画の終盤(エンディングなど)で「この動画に関連する詳しい解説はこちら」「個別のご相談は概要欄から」と直接言葉や視覚的な工夫を用いて、次に見るべき理由や取るべき行動を明確に伝えることが不可欠です。

初投稿が伸びないときに確認すべき2つのポイント

初投稿の再生数が少なくても、すぐにチャンネルを作り直す必要はありません。

 

初投稿の再生数は、既存の知名度や参入するジャンル、公開後の経過期間によって大きな差が生じますが、どのチャンネルも期待した成果が得られない場合は、まず以下の2点を見直しましょう。

①需要のないテーマを選んでいないか

まず確認したいのは、そもそもの企画が、視聴者が知りたい内容になっているかどうかです。自社が伝えたいことだけを中心にすると、検索される疑問や、視聴者が抱える課題からは離れてしまいます。

 

例えば、初投稿で「当社の業務改善サービスの特徴」といった自社が発信したい内容を優先してしまっていた場合は、「請求書の確認作業を減らす方法」などの視聴者側の悩みに言い換えた動画のほうが、まだ自社を知らない顕在層の関心に結びつけやすくなります。

 

また、ある程度ニッチな領域を狙った方が良いものの「競合の動画が少ないテーマ」は、未開拓の可能性もあれば、YouTube上での需要が小さい可能性もあります。

 

そのため、企画の際には競合動画の有無だけで決めず、検索候補や顧客へのヒアリング、営業現場でよくある質問も照らし合わせて判断しましょう。

②クリックされていないのか、途中で離脱されているのか

動画のパフォーマンスを改善し、チャンネルを確実に成長させるためには、ただ闇雲に修正を加えるのではなく、「どこに課題があるのか」を正確に特定する分析プロセスが不可欠です。

 

具体的には、動画が「そもそも見つけてもらえていない」のかあるいは「表示されてもクリックされない」のか、「再生後に離脱される」のかを視聴者の行動ステップごとに分けて検証を進めましょう。

 

以下では、視聴者の状況、主に確認すること、改善の方向性について整理します。

状況 見直すべきこと 改善の方向性
インプレッション(YouTube内でサムネイルが表示された回数)が少ない テーマの需要、検索語との一致、公開からの期間 検索意図を明確にし、関連テーマの動画を増やす
表示されるがクリックされにくい タイトルとサムネイルの分かりやすさ 対象者と見るメリットを具体的にする
再生されるが冒頭で離脱する 導入の長さ、期待と内容の一致結論や完成形を先に見せ、本題を早める
本編の特定箇所で離脱する説明の重複、分かりにくい操作、話題の脱線 不要な説明を削り、画面や具体例で補う

特に、公開直後で少ない表示回数(インプレッション)でクリック率が上下しやすい段階では、頻繁にタイトルやサムネイルを変えるより、データを集めながら改善仮説を立てることが大切です。

YouTubeをスムーズに続けるには初投稿の企画が肝心

YouTubeの初投稿において重要なのは、知名度に依存しにくいテーマで、需要のある情報を届けることです。

 

特に企業が運用するチャンネルの場合は、よくある自己紹介だけの動画や、コンセプトから外れたバズ狙いは避け、自社に合う企画の型を選びましょう。

 

なお、当社(株式会社アカシア)では、累計150社以上のYouTube運用を支援してきました。1本目の企画はもちろん、チャンネルの初期設計から、撮影・編集、公開後のデータ分析、改善まで、企業の目的に合わせた支援を行っています。

 

継続支援では、隔週のミーティングを通じて数値と改善方針を共有しながら伴走しており、過去には以下のような支援実績も残しています。

 

  • 5本の動画投稿で毎週問い合わせが来る状態になり、2名の採用に成功
  • 月間再生数235回、1動画あたりの平均再生数50回未満でも、2件のリードを獲得
  • YouTube運用3か月・登録者300人で、1,200万円以上の売上を創出

 

また、それぞれの支援先が利用しているプランは以下のとおりです。

プラン 料金主な支援内容
企画・戦略支援プラン 月額20万円(税抜) 月8本分の企画・構成作成、制作物へのフィードバックなど
スタンダードプラン 月額40万円(税抜) 月8本分の企画・構成作成、制作物へのフィードバックなど
プレミアムプラン月額70万円(税抜) 月8本の動画制作とチャンネル運用支援
ウケザラ68万円 チャンネル設計+初期動画5本制作の単発パッケージ

「1本目のテーマが決まっていない」「とりあえず自己紹介動画を出してみたものの、そこから運用が止まっている」「初投稿の企画が思い浮かばず、なかなかスタートを切れない」といったお悩みを抱える方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

岡本 陸哉

岡本 陸哉

株式会社アカシア代表 累計150社以上の支援実績を持つYouTube運用のプロ。1億円以上の売り上げを誇るYouTubeチャンネルの運用代行や、BtoB企業の集客・採用強化など、各企業の事業成長に直結する動画マーケティング支援を得意とする。