YouTubeの関連動画とは?アルゴリズムの仕組みと表示させる方法を徹底解説

YouTubeの公式データによると、全視聴者の総視聴時間のうち約7割は、関連動画などの『おすすめ機能』から観られているとされています。
関連動画の表示回数を増やすことが、ユーザーに動画を視聴してもらうための重要な要素の1つと言えるでしょう。
特にYouTubeを始めたばかりの頃は、始めから自分のチャンネルを目当てに視聴する人はいないため、「関連動画」に自分の動画を多く表示させることが、動画の再生数を増やす上で重要です。
本記事では、関連動画に表示されるためのアルゴリズムの解説と併せて、チャンネル開設直後からでも、再生回数を確実に増やし売り上げを伸ばすためのコツも解説します。
なお、弊社(株式会社アカシア)は、累計150社を超えるYouTube運用の支援のなかで、1億円以上を売り上げるチャンネルも運用しています。それらの知見を基にご説明します。
YouTubeの関連動画とは?

YouTubeの関連動画とは?
YouTubeの関連動画とは、パソコンの場合は動画再生時に再生ページの右側、スマホの場合は下部におすすめとして表示される動画のことです。

スマホ

大前提としてYouTubeは、ユーザーの視聴履歴や今観ている動画を分析して、興味や関心を引くと予測した動画をおすすめに表示しています。
そのため、YouTubeの関連動画のアルゴリズムは、ユーザーがクリックしてくれそうなカテゴリーの動画を、過去の視聴履歴や現在再生中の動画から分析して、表示させているのです。
どのような動画が関連動画に載るか

次に、YouTubeがどのような動画を関連動画として表示させているかについて解説します。
YouTubeでは、ユーザーをYouTube上に長く滞在させるために、下記の4つを中心に関連動画に表示する動画を決めています。
- 同じチャンネルの動画
- 同じジャンルの違うチャンネルの動画
- 視聴履歴に基づくユーザーが好みそうな動画
- 人気・話題があると考えられた動画
それぞれ順番に解説します。
同じチャンネルの動画
YouTubeのアルゴリズムは、ユーザーが動画を視聴したとき、そのチャンネルに大して一定の興味を持っていると判断します。
そのため、1つの動画が見られたときに、そのチャンネルの他の動画が関連動画として表示されやすくなります。
また、同チャンネル内の別動画の中でも、視聴されている動画と関連性の高いものが表示されることも知っておくと良いでしょう。
この性質を利用すれば、現在伸びている動画の関連動画に載せることを目的に、動画を作ることで再生数を伸ばす戦略も狙えます。
同じジャンルの違うチャンネルの動画
再生中の動画と同じジャンルであれば、異なるチャンネルの動画を関連動画として表示する場合があります。
当然ながら、視聴者は再生数のあるジャンルに対して興味を持ったから、現在開いている動画を視聴しているのです。
同じジャンルの動画を関連動画に表示することで、別の動画も見られやすく、YouTubeの滞在時間も伸びやすくなるのです。
視聴履歴に基づくユーザーが好みそうな動画
YouTubeは動画の視聴履歴からユーザーの興味関心を分析して、関連動画を決めています。
もし、今『副業』に関する動画を観ていたとしても、過去に何度もお笑い芸人の漫才動画を視聴していたら、よく視聴されている芸人の動画も、副業に関する動画と同様に上位に表示されるでしょう。
そのため、必ずしも今観ている動画と同じジャンルのものが関連動画に表示されるとは限りません。
人気・話題があると考えられた動画
時々、再生している動画との関連性もなく、普段視聴していないジャンルの動画が関連動画に表示されることがあります。
その場合は、膨大な動画コンテンツを分析したデータから「人気」「話題」と評価された動画であることが多いです。
ジャンルや視聴履歴に関係なくても、YouTubeから有益で高品質と評価されたものは、関連動画に表示されることがあります。
関連動画の流入経路を確認する方法

自分の動画がどの動画の関連動画から視聴されたかを知ることは、次の動画の企画やキーワードを決める上でとても大事になります。
なぜなら、そこから自分のチャンネルがどのジャンルにカテゴライズされているかを知ることができて、企画やタイトルを考える時の参考になるからです。
Googleが無料で提供しているYouTube Studioというツールを利用すれば、投稿した動画の分析が可能になります。
ぜひ活用してください。
YouTubeで関連動画からの視聴回数を確認する方法は下記の通りです。
- YouTube Studioにログイン
- 左側メニューから「アナリティクス」をクリック
- 右上の「詳細」をクリックして詳細モードに切り替える
- 上部メニューで「リーチ」タブ(または「トラフィックソース」)を選択
- 「視聴者がこの動画を見つけた方法」セクションの「関連動画」のデータを確認。
- 「関連動画」の項目(または右側のアイコン)をクリックすると、どの動画の関連動画として表示されたか、その動画タイトルと視聴回数(または割合)が表示される。

関連動画からの視聴回数を確認する方法

「関連動画」のデータを確認。
このように、関連動画の詳細を調べていくと、どの動画の関連動画に表示されているのかを知ることができます。
そこから、自分のチャンネルがカテゴライズされているジャンルを知ることができ、次の動画制作に活かすことができるでしょう。
なお、YouTubeの視聴行動の分析方法は下記の動画で解説しています。
動画の改善に役立つ分析方法を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
関連動画に表示されるメリット

ここまで、関連動画の概要について解説してきました。次に関連動画に表示されることによる具体的なメリットを2つ紹介します。
人気動画の視聴者を流入させられる
先程も話した通り、動画のジャンルに関係なく、ユーザーは関連動画からの視聴が多いです。
みなさんも動画を観ている時に、関連動画が気になってクリックしたことが何回もあるのではないでしょうか。
もし、再生回数が多い人気動画に、自分のチャンネルの動画が関連動画として表示されると、再生回数が一気に増える可能性があります。
関心度の高い視聴者が集まりやすい
視聴者が興味・関心を持つ動画を関連動画に表示させるということは、必然的に動画に高い関心を持っているユーザーに対してアプローチができます。
企業のYouTubeチャンネルであれば、自社の商品やサービスに興味がある人に視聴してもらえれば、売上に繋げられるでしょう。
自分の関連動画に表示させる方法7選

ここまで解説したように、関連動画に選ばれる動画には、明確な基準があり、関連動画の表示にされることで、大きなメリットが得られます。
どのような動画が関連動画に載るのかを理解して、適切な対策をとることで、あなたの動画も関連動画に表示させることが可能です。
次にアルゴリズムを攻略し、多数の関連動画に表示させる方法を7つ紹介します。
ペルソナを設定する
ペルソナとは、ターゲットとなる視聴者の特徴を想像して作った架空の人物のことです。
ペルソナを設計する際は、最低でも下記の情報を整理しましょう。
- ターゲットユーザーの生い立ち
- 学歴
- 職歴
- 年収
- ライフスタイル
- 家族構成
- 趣味嗜好
- 特技
- 価値観
- 情報収集方法
これらを詳細に設定することで、ユーザーが何に悩み、それを解決するためにどのような情報を欲しがっているのかが明確になります。
ここまでユーザーを明確に定義づけることで、よりユーザーにとって価値のある動画を制作が可能です。
YouTubeのアルゴリズムは、ユーザーにとって価値のある動画・コンテンツをおすすめする仕組みになっています。
ペルソナを細やかに設定した動画を制作することで、視聴者のニーズに合った動画制作ができ、自然とクリック率や視聴維持率、エンゲージメントが高まります。
これらの数値が高水準になることで、YouTube側から高品質な動画と評価されやすくなり、結果として関連動画への表示もされやすくなるのです。
視聴者が飽きない編集をする
いくらペルソナ設定やSEO対策をして、視聴者のニーズにあった動画を撮っても、編集のレベルが低いと視聴維持率は下がり、関連動画にも表示されません。
上述した通り、YouTubeが重要視する数値を高くし、アルゴリズムが高い評価を与えるコンテンツを作る必要があるのです。
その中でも、特に視聴維持率は重要な指標であり、これは視聴者に飽きさせないための動画編集によっても数値を高められます。
視聴維持率を上げるために、編集では下記の4点を意識しましょう。
- 冒頭30秒で興味づけをする
- ダイジェストとして、視覚的に強烈なシーンや最も魅力的な部分を最初に見せることで、視聴者の期待感を高めることができます。
- 無駄な間をカットし、テンポ良く動画を作る
- ジェットカットでテンポを良くすれば、1秒あたりの情報量が増えて、退屈な印象を与えなくなります。
- 演者の発言を全てテロップに起こす
- テロップで視覚的にも情報を与えることで、見やすい動画を作成できるでしょう。重要な部分は強調テロップを使用したり、まとめテロップを使って演出を増やしていきましょう。
- 図解を使用する
- テロップ表記だけでは理解しづらい部分は、図解を使ってわかりやすく説明を入れることで、視聴者の離脱を防ぐことができます。
なお、株式会社アカシアでは編集の依頼も承っているので、質の高い編集を依頼したい方は、ぜひご連絡ください。
視聴者にエンゲージメントを促す
エンゲージメントとは、高評価やコメントなど、視聴者が1つの動画にどれほどリアクションをしたかを示す指標のことです。
エンゲージメントの獲得は、関連動画に表示させるために非常に重要です。
動画の途中や最後で、視聴者に高評価やコメントをしてもらうよう問いかけることで、エンゲージメントは、意図的に増やせます。
その他にも、コメントにいいねを押したり返信をすることで、視聴者との距離が縮まり、ファン化に繋がります。
ファンの数が増えると、いいねやコメントがさらに活発になるでしょう。
このようにしてエンゲージメントを増やせば、YouTubeの評価が上がり、関連動画にも表示されやすくなります。
再生リストを作成する
再生リストとは、YouTubeの動画で関連する動画をまとめて順番に再生できるようにしたリストのことです。
視聴者が再生リストに含まれる動画を観たときに、同じ再生リストの他の動画が関連動画として表示され、チャンネル全体の視聴回数・総再生時間を上げることができます。
YouTubeのアルゴリズムは視聴回数や総再生時間も重視するとされており、視聴者の回遊を促すことで高い評価を得られやすいのです。
また、再生リストを作成すると、視聴者が興味のあるコンテンツを見つけやすくなり、チャンネル内の回遊率が上がります。
チャンネル内の回遊率が上がれば、1動画あたりの再生数やチャンネル登録者数の増加、視聴者のファン化にも繋がるでしょう。
再生リストの作成方法は、下記の通りです。
- YouTube Studioにログインし、左側メニューから「コンテンツ」>「再生リスト」タブへ。
- 右上「作成」>「新しい再生リスト」をクリックします。
- タイトルと説明、公開設定を入力し「作成」します。

次に再生リストを作成するコツは下記の3つです。
- 視聴者が見たいと思う流れを崩さず、一貫性のある再生リストを作成する。
- 再生リストのタイトルには、SEOを意識して狙っているキーワードを入れる。
- 説明欄には、再生リストで学べる内容や視聴者が得られるメリット、解決できる問題を1行で簡潔に記載する。
このように正しく再生リストを作ることで、1つ1つの動画への効果は小さくても、積み重なっていくとチャンネル全体に重要な役割を担ってくれることがあります。
なお、再生リストの設置方法について深く知りたい方は、下記の動画でさらに詳しく説明しています。ぜひご覧ください。
概要欄に関連動画のリンクを貼る
概要欄に関連動画のリンクを貼ることは、関連動画を表示させる上でも有効な手段になります。
なぜなら、自分のチャンネルの他の動画への誘導を促すことができ、チャンネル内の回遊率が上がるからです。
回遊率が上がれば、ユーザーはあなたのチャンネルに興味があると判断され、関連動画にあなたの動画が上位表示されやすくなります。
しかし、自分の動画と全く関係のない動画のリンクを貼るのは逆効果なので注意しましょう。
また、URLを貼るだけでなく、どのようなURLか一言添えることでクリックしてもらえる確率が高くなるため、ぜひ意識してください。
終了画面にチャンネル登録ボタンや動画のリンクを設定する
YouTubeの終了画面とは、動画の最後4〜20秒の間に他の動画のリンクやチャンネル登録ボタンを設置できる機能のことです。
終了画面で表示できるのは、下記の5つになります。
- 動画
- 再生リスト
- チャンネル登録
- 別チャンネルへの誘導
- 外部サイトのリンク
※YouTubeパートナープログラム(YPP)への参加条件を満たす必要がある。
- チャンネル登録者数:1,000人以上
- 過去1年間の動画再生時間:4,000時間以上
終了画面から視聴者に上記のリンクをクリックする人が増えると、アルゴリズムが働き、関連動画に表示される確率が上がります。
特に、終了画面に再生リストを設置することは、関連動画のアルゴリズムを攻略する上で、非常に有効な手段になるでしょう。
なぜなら、再生リスト内の動画を観続ける人が増えて、関連動画に自分の動画が出やすくなるからです。
さらに、終了画面を観ているユーザーは、動画を最後まで視聴しており、興味が強いことが確かです。
そのため、チャンネルの回遊やファン化に繋がり、チャンネル登録者数やチャンネルの視聴回数を大幅に上げることもできます。
終了画面は、下記の手順で設定を行ってください。
- YouTube Studioにサインインし、左メニューから「コンテンツ」をクリック。
- 対象動画の鉛筆マーク(詳細)をクリックし、右メニューから「終了画面」を選択。
- テンプレートを選択するか、「+要素」ボタンをクリックして「動画」「再生リスト」「登録」「チャンネル」「リンク」の要素を追加。
- 要素の配置や、表示タイミング(終了の5〜20秒前)を調整。
- 「保存」をクリックして完了。

対象動画の鉛筆マーク(詳細)をクリック

右メニューから「終了画面」を選択

「+要素」ボタンをクリックして「動画」「再生リスト」「登録」「チャンネル」「リンク」の要素を追加
YouTubeの関連動画に自分の動画が表示されない原因

ここまで、関連動画に自分の動画を載せる方法について解説してきました。
しかし、上記の内容を意識しても、下記の3つが原因で関連動画に自分の動画が載らないことがあります。
- タグをつけすぎている
- サムネイルと動画内容の乖離
- クリック率(CTR)が基準値を下回っている
それぞれ順番に解説していきます。
タグをつけすぎている
先ほど、タグをつけることはSEO施策にならないという話をしましたが、タグを多くつけすぎるとスパム、詐欺行為などのポリシー違反に引っかかる可能性があるため注意が必要です。
ポリシー違反に引っかかると、質の低い動画とみなされて、アルゴリズムの評価が下がってしまい、関連動画にも載らなくなってしまいます。
その他にも、YouTubeで禁止されているワードを使用したり、動画に関連のないタグをつけると、関連動画の表示に悪影響を及ぼします。
タグは動画に関連のあるワードを多くても15個まで設置するのが最適です。
サムネイルと動画内容の乖離
クリックをさせたいがために、視聴者の関心を不必要に煽るような過激な「釣りサムネ」や「釣りタイトル」を付けると、クリック率が高くても即離脱されて、視聴維持率が下がってしまいます。
先ほども話した通り、視聴維持率はアルゴリズムの評価に大きく関わっており、数値が低いと品質の悪い動画とみなされ、関連動画から除外されてしまいます。
そのため、動画の内容に合わせた魅力的で適切なタイトルとサムネイルを作成することを意識しましょう。
クリック率(CTR)が基準値を下回っている
関連動画に表示され続けるための最も重要な指標の一つが、インプレッションのクリック率です。
仮に関連動画に表示されても、ユーザーがクリックしなければ、YouTube側は、「あなたの動画は興味を持たれていない」と判断し、関連動画に表示を取り下げてしまいます。
一般的に、クリック率は7%以上あれば合格ライン、10%以上あれば高い評価を得やすいと言われています。
もし、あなたの動画のクリック率が低い場合、タイトルとサムネイルが視聴者に響いていない可能性が高いです。
その場合は、競合のサムネイルを研究して、視認性や文言を改善する必要があります。
なお、サムネイルとタイトルについて詳しくしたい方は下記の動画で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
著作権違反等によるペナルティ
無断で他人の音楽や画像、映像を使用すると、ペナルティの対象となり、あなたの動画は関連動画に表示されなくなります。
さらに、最悪な場合は、YouTubeチャンネルの永久停止や逮捕にも繋がる可能性があります。
著作権違反を防ぐためには、基本的にフリーの音楽や素材を使用するか、事前に著作権者から許諾を得てください。
その他にも、スパムなどの不適切発言や再利用コンテンツの使用もペナルティの対象となり、アルゴリズムの評価を下げてしまうので、注意しましょう。
YouTube成功の鍵は『関連動画』の攻略

今回述べてきたように、YouTubeで成功するためには、関連動画に自分の動画を表示させることが非常に重要になります。
特にYouTubeを始めたばかりの頃は、ブラウジングで表示されることはほとんどないため、検索か同じジャンルの関連動画からの流入を狙っていきましょう。
そして、YouTubeの関連動画に自分の動画が表示されるためには、視聴者のペルソナを細かく設定した上で、キーワード選定をすることが大事です。
さらに、再生リストを活用したり、終了画面を設定することで、同じチャンネルの動画を関連動画に表示させることもできます。
ぜひ、今回の内容を活かして、関連動画のアルゴリズムを攻略していきましょう。
なお、弊社(株式会社アカシア)では、プロのYouTube運用者がYouTubeの運用を一からサポートするサービスを提供しています。
YouTubeを活用して企業的利益を上げたい企業や再生回数を伸ばしたい企業は、ぜひ弊社(株式会社アカシア)までお問い合わせください。