【動画マーケティング】YouTube Short vs TikTok!「同じ動画」で反応はどう変わる?アルゴリズムの違いと攻略法を徹底解説

「ショート動画を使って動画マーケティングをしたい」
「YouTube Shortはやっているけど、TikTokも始めたい」
「違うプラットフォームで同じ動画を流用しても大丈夫なのか」
これらのような悩みを抱えている方は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ショート動画は誰でも手軽に視聴できるメリットがあり、短時間で視聴者に強いインパクトを与えることができるため取り組んでいる企業も増加しています。
ただし効果を最大化するためにはプラットフォームごとの最適な形式や特徴を理解することが必要です。
本記事では、ショート動画の中でも特に人気の高い、YouTube ShortとTikTokの特徴や仕組みを中心に、それぞれのプラットフォームで同じ動画をアップロードする際の注意点やコツについても解説していきます。
YouTube ShortとTikTokの基本的な違い

YouTubeとTikTokは、ショート動画サービスを提供する2大プラットフォームです。
同じショート動画を取り扱っていてもそれぞれ違いがあるため、まずはそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
まずは基本的な違いである下記の2点を紹介していきます。
- ユーザー層
- 動画時間
ユーザー層の違い
- TikTok: 40〜50代男性が実は多い(若者向けからの脱却)
- YouTube Short: 老若男女、全世代が利用するインフラ
TikTokとYouTube Shortの視聴者層を比較する際、多くの人が抱くイメージは「TikTok=10代のダンス動画」「YouTube=全世代」というものでしょう。
しかし、最新の実態はそのイメージとは大きく異なりつつあります。
まずTikTokの現在の利用者のボリュームゾーンは、実は40〜50代の男性に移り変わりつつあります。
初期のブームを支えた若年層に加え、近年ではビジネス情報、ニュース、趣味(ゴルフや釣りなど)のコンテンツが急増し、情報収集や暇つぶしを目的とした中高年男性が流入して、今や40〜50代男性がTikTokユーザーのボリュームゾーンとなっています。
「TikTokは若い子向けだから」と敬遠していた層こそが、現在もっとも熱心なユーザーとなっているのです。
一方、YouTube Shortは、YouTubeという巨大なインフラの一部であるため、下は小学生から上はシニア層まで、文字通り「全世代」が満遍なく利用しています。
特定の層に偏ることなく、幅広い世代に視聴されているのが特徴だと言えます。
また「TikTokはダンス」「YouTubeは解説」というジャンルの住み分けも、今や過去のものとなりました。
現在は両プラットフォームで人気ジャンルに大きな差はありません。
コメディ、ペット、ライフハック、グルメ、そしてビジネス解説に至るまで、面白いコンテンツはどちらのプラットフォームでも同様に再生されます。
TikTokでバズった動画がYouTubeショートに転載されて再び人気を博すことも日常茶飯事であり、ユーザーはプラットフォームの違いを意識せず、「単純に面白い動画」を求めて回遊しています。
投稿者にとっては、もはや「媒体に合わせたジャンル選び」よりも、「どの世代にも刺さる普遍的な面白さ」が求められる時代になったと言えるでしょう。
動画時間の違い
2026年1月現在のYouTube ShortとTikTokの動画時間の上限は以下の通りです。
- YouTube Short 3分
- TikTok 10分(TikTokアプリ内で撮影した動画を投稿する場合 )
- 60分(あらかじめ編集してあるパソコン・スマホ内の動画を選択して投稿する場合)
動画時間の上限は以上の通りですが、現在どちらも共通して15〜90秒くらいのテンポの良い動画がより再生されている傾向にあります。
また、強引に短くする必要がある場合は、いっそのこと横型の動画として公開することも手段の一つです。
動画を短くすることに苦労する場合は、本当に自身にとって最適な発信がショート動画なのかを再検討すると良いでしょう。
アルゴリズムの違い

YouTube ShortやTikTokには、動画やアカウントに対して様々な視点から評価をして総合評価を決定する、いわゆる「アルゴリズム」が存在し、ユーザーごとに最適なコンテンツが「おすすめ」として表示される仕組みが採用されています。
このアルゴリズムを理解しておかなければ、いくら動画制作に力を入れても、視聴者を効率よく獲得することは不可能だと言っても過言ではありません。
YouTube Shortのアルゴリズム
YouTube Shortで特に理解しておくべき指標については下記の通りです。
視聴維持率
視聴維持率とは最後まで動画を視聴してくれた人の割合を示す指標です。YouTubeのアルゴリズム上、「視聴維持率が高い=魅力的」だと判断され、関連動画に表示されやすくなっています。
また、ユーザーがいつ視聴を停止したか、どの部分を繰り返し視聴したかはYouTubeの「アナリティクス」で確認できるので、視聴者の興味が継続していた部分や、離脱が増えた部分に着目して、要因を分析してみるといいでしょう。
またYouTube Shortの平均視聴維持率は60%です。まずは60%を目標にしましょう。
具体的な確認方法の手順は以下の通りです。

エンゲージメント率
エンゲージメント率とは動画に対するユーザーの「反応」の割合を示す指標です。具体的には、「いいね!」、コメント、共有、保存といったユーザーのアクション数を、動画の総再生回数で割って算出されます。
この率が高いほど、視聴者の関心や熱量が高いことを示し、アルゴリズムに評価されてより多くの視聴者に届けられる可能性が高まります。
視聴者のエンゲージメントを増やすために、動画の途中や最後で、視聴者に高評価やコメントをしてもらうよう問いかけをすることも効果的です。
なお、他にもYouTube Shortのアルゴリズムについて理解しておくべきことは多数あります。
YouTube Shortのアルゴリズムについては下記の記事で詳しく解説しております。
詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

Tiktokのアルゴリズム
TikTokのアルゴリズムに影響する指標は基本的にはYoutube Shortと類似しています。
そこで、TikTokアルゴリズムの特筆すべき点は、加算式と減算式の2種類のアルゴリズムを軸に判定している点です。
加算式のアルゴリズムはプラスの意味を持つアルゴリズムで、このアルゴリズムに乗ると上位表示されやすく、より多くのユーザーに届けることが可能です。
一方で、加算式のアルゴリズムとは逆の意味を持つ、減算式のアルゴリズムは、動画が上位表示されなくなる仕組みを指します。
減算式のアルゴリズムに乗ってしまうと、投稿した動画がユーザーに求められていないものだと評価され、おすすめされにくくなります。
TikTokの加算式のアルゴリズムでは下記の指標が重要視されます。
- 再生完了率
- エンゲージメント率(いいね、コメント数、シェア率など)
これらの数値が高いほど、投稿した動画はアルゴリズムで優遇されます。
一方で減算式のアルゴリズムでは、下記の指標が重要です。
- 視聴維持率
- 興味のないユーザーの割合
頻繁にこの反応を受ける投稿やアカウントは、以降の投稿でも表示制限がかかる可能性があります。
視聴維持率は特に重要な指標で、動画の視聴維持率が低いと、アルゴリズムからの評価は低くなり、動画が視聴者におすすめされにくくなります。
アルゴリズムは「冒頭での興味喚起」に高いスコアを置いており、特に「冒頭3秒以内の離脱」が強く減点される傾向にあるため、インパクトの弱い導入やテンポの悪い構成はマイナス評価に直結します。
各プラットフォームの強みと注意点

複数のプラットフォームに同じ動画をアップロードすることにより、同じ動画が複数の媒体で見られるため認知度の引き上げに繋がります。
ここからはTikTokとYouTube Shortのそれぞれの強みや注意点について解説していきます。
YouTube Shortの強みと注意点
YouTube Shortは、長期的な集客とブランド構築に適したプラットフォームです。動画はYouTube内・Google自然検索の検索結果や関連動画に表示され続けます。
公開後も安定して視聴されやすく、「資産型コンテンツ」として機能します。
また、既存のロング動画と連動させることで、視聴時間やチャンネル登録者数を伸ばす施策が組みやすいことが特徴に挙げられます。
YouTube Shortを使って、チャンネルがアップロードしている内容や動画の印象を視聴者に知ってもらうことから始め、興味を持ってもらえれば、長編動画やチャンネル登録に繋がります。
YouTube Shortに関連動画を追加する手順は以下の通りです。
- YouTube Studio にログインします。
- 左側のメニューから [コンテンツ] を選択します。
- 編集するショート動画をクリックします。
- チャンネルの [関連動画] を選択します。
- [保存] をクリックします。
また、YouTube Shortの強みとして挙げられるのが「YouTube Studio」を活用できる点です。
YouTube Studioを活用することで、細かな編集や設定の変更を行うことができ、「アナリティクス」機能を使って、TikTok以上に詳細なインサイトを見ることができます。
多数の動画を投稿してチャンネルを長期的に「運営」するならYouTube Shortの方が有利だと言えるでしょう。
YouTubeアナリティクスの活用方法について詳しく知りたい方は以下の動画をご覧ください。
またYouTube Shortを投稿する際の注意点として、「この動画を見て不快になる視聴者はいないか」を意識することが大切です。炎上は一時的にインプレッションを稼ぐことはできるものの、長期的に見てチャンネルの信頼を損なうリスクが高いため、慎重に判断しましょう。
また、企業として取り組む場合、炎上が事業全体に悪影響を及ぼす場合があるので、特に注意が必要です。
TikTokの強みと注意点
TikTokの圧倒的な強みは、究極に進化した「おすすめ機能」にあります。ユーザーの視聴履歴を瞬時に分析し、細かな行動パターンまで学習します。
さらに、リアルタイムでの興味関心の変化に対応し、次に見たい動画を予測して先回りした表示を実現しています。
また即効性のある拡散力とトレンド適応の速さも魅力です。
レコメンド型の「For You」フィードは投稿者のフォロワー数に依存せず、新規層にも動画を届けやすいため、ゼロからでも大きなバズを狙えます。
次にTikTokで動画投稿をする際の注意点やデメリットについて解説します。
- 動画寿命が短い傾向
- 企業の広告色が強すぎるとエンゲージメントが低下する可能性
トレンド性が強いことは新規参入者でもバズりやすいという強みの反面、トレンドや人気コンテンツの移り変わりが早く、動画寿命が短い傾向にあります。
また企業がTikTokを投稿する際、TikTokでは公式感・広告感が強いものよりもユーザーが共感できる親しみやすい動画が好まれる傾向があります。
また、特に注意するべき点として、TikTokはYouTubeよりも投稿内容の規制が厳しい傾向があります。
動画に含まれる言葉や映像の一部でも、TikTokの基準に触れると削除や非表示、アカウント制限の対象になりやすくなります。
具体的なNG例
- アルコール・タバコ・薬物関連
→ 飲酒シーン、喫煙シーン、薬物使用を示唆する表現 - 暴力表現
→ 殴る、蹴るなどの攻撃シーン、過激なイラスト・アニメの暴力描写 - 性的表現
→ 過度な露出、性的行為を連想させるシーンやコメント - 差別的表現や誹謗中傷
→ 特定の個人や属性を攻撃するコメントや描写
ポイントは、TikTokはYouTubeよりも「審査が厳しく、微妙な表現でも引っかかる」ということです。
安全に運用するためには、表現やワードを慎重に選ぶ必要があります。
投稿時には、TikTokのコミュニティガイドラインを確認し、台本や音声、字幕のチェックを怠らないようにしましょう。
YouTube ShortとTikTokで同じ動画を上げる場合

YouTube ShortとTikTokで同じ動画を上げる場合、プラットフォームによって画面サイズや収益対象の条件が異なるので、少しの編集を加えて両方に最適化することが重要です。
動画を編集する際に気をつけるべき点は以下の通りです。
- 字幕やテキストの配置を調整
→ TikTokでは画面端が切れる場合があります。テロップやロゴは端に寄せ過ぎず、中央寄りに配置するのが安全です。 - TikTok用に動画を1分以上にする
→ TikTokでは1分未満の動画は収益対象外になるため、1分1秒以上に編集すると収益化の対象になります。 - その他の調整
→ YouTubeショートとTikTokで表示の縦横比が微妙に異なる場合があります。必要に応じてトリミングや拡大縮小を行うと、両方で快適に視聴できます。
このように、投稿タイミングとちょっとした編集を工夫するだけで、同じ動画でも両方のプラットフォームで収益化のチャンスを最大化できます。
Short(ショート)動画をバズらせるために必要なこと

YouTube Short、TikTok問わずShort(ショート)動画を伸ばすために共通して重要な要素について解説していきます。
ショート動画は、「企画が9割」と言われるほど、事前の設計が結果を大きく左右します。
どんなに優れた編集技術を持っていても事前の企画・構成が弱ければ、視聴者の心は動かせません。
弊社(株式会社アカシア)では、累計150社を超えるYouTube支援で得た知見を基に、『YouTubeで伸びる企画の考え方』をこちらの記事で公開しています。ショート動画・長尺動画を問わず通用する『本質的なノウハウ』となっておりますので、ぜひご一読ください。

視聴者のニーズを最優先する
YouTubeで動画を伸ばすためには、独自性よりもまず、視聴者のニーズを優先することが重要です。どれだけ個性的な動画でも、視聴者が求めていない内容であれば、最後まで視聴されず、YouTubeのアルゴリズムの評価も下がってしまいます。
そのため、「自分がやりたいこと」と「視聴者が求めていること」は切り離して考え、視聴者に価値を提供できるような企画を意識しましょう。
第三者の意見を聞く
企画を一人で考えていると、アイデア出しに限界が来たり、特定の視点に偏ってしまったりすることがあります。
より多くの視聴者を集めるためには、多様な発想を取り入れ、多くの意見を参考にすることが重要です。
特に、投稿のコメント欄は貴重なレビューが集まる場です。視聴者が求めている内容を把握し、それを次の企画に活かすことで、より視聴者に寄り添ったコンテンツが作れます。
また、YouTube運用の専門家と伴走しながら改善を進めるのも有効な手段のひとつです。株式会社アカシアは企業のYouTube運用に特化しており、初回に無料相談を提供しています。
チャンネルの方向性を確認する目的だけでも問題ありませんので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
本記事では、YouTube ShortとTikTokの特徴や仕組みを中心に、それぞれのプラットフォームで同じ動画をアップロードする際の注意点やコツについても解説してきました。
本記事で解説してきたように、YouTube Short(ショート)とTikTokにはそれぞれの強みがあるため、自身に合ったプラットフォームを見極める、あるいは併用して相乗効果を狙うことが重要です。
弊社、株式会社アカシアでは、プロの運用チームがYouTube運用を一からサポートするサービスを提供しています。
特にショート動画運用においては、YouTubeショート・TikTok・Instagramリールの『縦型動画3大プラットフォーム』を同時に運用し、データを分析しながら貴社にとって最も成果につながる最適な運用戦略をご提案いたします。
初回は無料で相談することが可能であり、無料相談の中で具体的な戦略についてもお話しますので、少しでも気になった方は、下記のリンクから相談してみてはいかがでしょうか。
